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IR活動の誤解

最終更新: 7月21日

体系化されていない

IRとは、一言で言うと株主や投資家(インベスター)との関係性(リレーション)を高め、企業が適正に評価される為の活動です。しかし、現在までIR活動について体系的に捉えられている文献や資料が少ないのも事実です。本屋に過去に大手企業のIR担当者や責任者で活躍された方の本が何冊かあるぐらいです。ただ、IR活動は企業の業種や時価総額の規模等により投資家層が違い、それに伴ってIR戦略や活動内容は大きく変わってくるので、大手のIR戦略は中小型株にそのまま当てはまるとは言えないのが実情です。



業績に直結しない???

おそらくIR活動は「収益に直接影響を及ぼす活動ではない」と捉えられているから、きちんと研究されていないのかも知れません。しかし実はこれは大きな誤解(間違い)で、「IR活動は収益に大いに影響を及ぼす重要な企業活動」です。

例えば、わかりやすい例をあげると、

IR活動による企業の評価が高まる→株の人気化→株価の上昇→企業はより多くの資金調達が市場から可能(株価が2倍になれば、2倍の資金調達が可能、例)時価総額が100億円から200億円になると、調達可能資金はおおよそ時価総額の10%なので、10億円から20億円に倍増します)→ ①につながる

→①資金調達(株式市場からの資金調達は、返済義務のない資金)により事業活動へ投資→収益の拡大

または、

→①資金調達(株式市場からの資金調達は、返済義務のない資金)によりM&Aによる事業規模拡大→収益の拡大


上記の流れが示すとおり、IR活動は収益の拡大に大いに直結する行為である事は明らかなのです。

またストックオプション制度や社員持株会などある場合、株価の上昇は、「社員の資産の増加に直結」しているのでモチベーション(やる気)が上がり、仕事に今まで以上に積極的に取り組む事となり収益の拡大につながるのです。


IRの善循環サイクル

この一連の流れを「IRの善循環サイクル」と私は呼んでいますが、企業の皆さんにはぜひ、この「IRの善循環サイクル」を実現すべく、積極的なIR活動に取り組んでいただきたいと思っています。

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