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貴社のそれ、本当にアナリストレポートですか?

3月決算の会社が5月中旬までに発表する通期決算は、1年で最も重要な業績発表であり、その後の株価の推移に左右します。




投資家は、5月の決算発表後の約1ヶ月間は、年間でもっとも忙しい時期に入ります。

説明会に参加したり取材をしたりして、さまざまな角度で企業を比較・分析し、投資家独自の投資判断基準に従い今後の投資を決断することとなります。

対象企業の株を買うか、売るか、株を保有していればそのまま持ち続けるか、の判断です。


決算発表時にアナリストレポートがあると良い理由。

投資家が投資判断をする際、アナリストレポートは最も参考となる重要な資料の一つです。


アナリストレポートには、第三者であるプロの分析家であるアナリストによる投資判断基準が書かれており、投資家は自分が下した投資判断とアナリストの投資判断を照らし合わせ、自分と同じ考えであれば確信するでしょうし、違う意見であれば再度分析を行なったり考え直したりします。


正直、決算短信ではわからない!

皆さんは、決算短信で一番重要なページはどこだと思いますか?

「それは当然1ページ目です!」と答える方が多いのですが、違います。

機関投資家やアナリストが重要視するページは「業績の概況」が書かれている3ページ目です。

もちろん1枚目で大体の業績を把握しますが、彼らはなぜそうなったのか要因を知りたいのです。そして、その要因は3ページ目以降の「業績の概況」に書かれているはずなのですが、ほとんどわかりません。企業によっては「あえてわかりづらく書いているのではないか???」と思ったりもします。

私は常日頃から、「決算短信の業績の概況の部分は、もっと業績の要因を詳細にわたり書くように(書けるように)東証は指導すべきだ」と東証の担当者には口すっぱく言っています。私は、昨今投資家が業績だけとらえ投資をする傾向が強いのは、決算短信に業績要因がきちんと書かれていないことが原因だと思っています。


だからアナリストレポートが必要!

「アナリストレポート」には、先ほど述べた様に投資を判断する上で重要なポイント(5つの投資判断基準、レーティング、目標株価、カタリスト、バリエーション、業績予想が書かれています。決算短信ではよくわからなかった業績要因や収益増減分析、セグメント収益予想、サブセグメントの状況、その他の注目点なども書かれており、アナリストレポートを読んだ投資家の企業理解は格段に高まり、投資に繋がるのです。


よく上場企業の社長やIRの方とレポートの話になると「我が社は、アナリストレポートが書かれているから大丈夫、必要ありません」と言われます。そのような場合は、「そうですか?貴社のレポートは本当にアナリストレポートですか?」と言って一緒にそのレポートの内容を確認するようにしています。するとそのレポートには事業内容や業績の事実は書かれているのですが、肝心の投資判断基準は全く書かれていない、つまり事実しか書かれていない「IRレポート」の場合がほとんどです。皆さん「我が社はアナリストレポートが書かれている」と勘違いされている様で、「なるほど、だから今まで全然株価が反応しなかったのですね」と納得されます。


確かに「IRレポート」は企業を理解する上では役に立つので、あってもいい資料です。しかし、残念ながら直接的に投資につながる資料ではありません。企業が投資されるためには、投資家の投資判断に直接影響を与える資料「アナリストレポート」が必要となるのです


レポート内容のチェックを!

「我が社はなぜアナリストレポートが発行されているのに投資されないのだろう」とお思いではありませんか?

この機会に自社のレポートの内容を改めて確認してみてください。

レーティング、目標株価、カタリスト、バリエーション、業績予想の5つの投資判断基準が書かれているでしょうか?

書かれていなかったら、そのぜひアナリストレポートをご検討ください。

決算発表時にアナリストレポートが発行されることで、これまで連絡がなかった投資家やアナリストから取材の申し込みがあったり、停滞ぎみだった株価が活発な動きに変わっていくでしょう。


通期決算の発表は、3月決算の会社は5月です。年間を通じ投資家から一番注目される絶好のタイミングです。


決算短信発表に合わせたアナリストレポートの発行は最も効果的なIR戦略なのです。


ぜひ、ご相談ください。




アナリストレポートとは